2006
インテル株式会社
ビットワレット株式会社
マイクロソフト株式会社
2006年6月13日
インテル、ビットワレット、マイクロソフト
「スマートデジタルライフ推進プロジェクト」を共同で実施
〜 非接触ICカードを利用した個人認証および電子商取引の健全な普及と発展へ 〜
インテル株式会社(東京本社:東京都千代田区、代表取締役共同社長 吉田 和正/ロビー・スウィヌン)、ビットワレット株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長 川合 成幸)、およびマイクロソフト株式会社(本社:東京都渋谷区、代表執行役社長 ダレン ヒューストン)は、非接触ICカード技術「FeliCa」を用いることで実現される、PCその他の情報端末上での個人認証や、安全かつ利便性の高い決済方法による電子商取引の健全な発展・普及を目指し、「スマートデジタルライフ推進プロジェクト」を共同で推進していくと発表しました。
子供から高齢者までのあらゆる世代の人々にとって、PCなどの情報端末が、家の中でも外出先でも、もっと身近で豊かな生活を実現するツールとして機能する「スマートデジタルライフ」を現実のものとするためには、誰もが煩わしさや安全面での不安を感じることなく、オンラインショッピングや様々なオンラインサービスを楽しめる環境づくりが求められます。
本プロジェクトにより、非接触ICカード技術「FeliCa」が持つ、「PCその他の情報端末との高い親和性」、「個人認証機能」、「安全かつ利便性の高い決済機能」を活用した新たな利用モデルの提案が行われ、今後市場に導入・普及促進されることで、PCその他の情報端末に対する需要の増大と市場の拡大が期待されます。具体的には、1年後の目標を以下のように定めて活動を行なっていきます。
- ・「FeliCa」対応オンラインサービスの数を現在の2倍に増加
- ・「FeliCa」リーダー・ライター搭載PCおよび外付けリーダー・ライターの数を現在の3倍に増加
- ・「FeliCa」決済によるオンライン取引高を現在の2倍に増加
本プロジェクトの具体的な活動としては以下のようなことを検討しています。 ・「FeliCa」リーダー・ライターのPCおよびその他の情報端末への標準搭載や、外付けリーダー・ライターの市場への浸透、サービス事業者における個人認証および決済手段としての「FeliCa」の採用促進、および消費者の認知向上を目指したワークショップの推進
- −技術・マーケティング情報の提供
- −新しい利用モデルの議論・提案
- −「FeliCa」対応PCの協働プロモーションの計画と実施
- −利用層拡大を見据えた実証実験(POC)の計画と実施
- −導入事例、販売促進用配布物の作成
- −「FeliCa」関連の展示会などへの出展、各種セミナーでの講演
プロジェクトの発足に当たって、3社は以下のように述べています。 インテルは、本プロジェクトにより、PCを利用した個人のオンラインでの取引が、より一般的で安全な手段として普及すると期待しています。インターネットを利用したオンライン・サービスを利用する際に必要となる個人認証や決済の手段が格段に容易になり、従来、PCでの電子決済の利用に消極的であった方々の、サービスの利用が拡大すると考えるからです。そして将来的にはPCが、家庭におけるいろいろな情報やサービスを活用する上での中心として、新たな可能性を持つことを期待しています。インテルは、さまざまなマーケティング活動を通じてPCと非接触ICカードの新たな利用モデルを訴求してまいります。
ビットワレットは、既にリアルの世界では広く普及している「FeliCa」につき、その簡便性、安全性、多機能性といった利点がサイバーの世界でも有効であることを一般ユーザーや様々な企業のみなさんに知っていただき、より多くの方がeコマースの世界に足を踏み入れていただける環境をつくり出せるようサポートしてまいります。
マイクロソフトは、当プロジェクトの推進により、より利便性が高く、より利用し易く、より安全、安心な認証・決済サービスがPCとインターネットを通じて提供できるようになると考えています。また、PCとソフトウェアが持つセキュアで高度な情報通信処理能力と表現力、これまでの現実世界で提供されていた購買サービスとインターネット世界での購買サービスが結びつくことにより、デジタル時代の新しい付加価値サービスの登場も期待しています。本活動を通じて、インターネットショッピングや、エンターテインメントコンテンツの配信・購入、eラーニング、コミュニティサービスなど、非接触ICカードでの電子認証・決済を利用したサービスの普及、開拓をパートナーと共に行い、子供から高齢者まであらゆる年代の方に受け入れられ、生活の質、個人の可能性を高められるような新しいPCの利活用シナリオを提案してまいります。
本プロジェクトの主旨に対して、すでに多くの団体・事業者様からのご賛同をいただいており、今後はそれらの団体・事業者様とも協力して、企業・消費者に対する啓発・プロモーション活動の実施や、賛同企業間における協業機会の醸成なども図ってまいります。
尚、現時点で本プロジェクトの主旨にご賛同頂いている団体・事業者様は下記の通りです。
【6月13日現在の賛同団体・事業者】
アマゾンジャパン(株)、イーバンク銀行(株)、(株)インデックス、ウェルネット(株)、エー・アイ・アイ(株)、NECパーソナルプロダクツ(株)、エヌ・ティ・ティ・ブロードバンドプラットフォーム(株)、沖電気工業(株)、オリコン(株)、オンキヨー(株)、(株)カプコン、(株)CODE、(株)ジャストシステム、シャープ(株)、(株)千趣会、全日本空輸(株)、ソニー(株)、ソニーコミュニケーションネットワーク(株)、(株)デジオン、(株)電算システム、(株)東芝、凸版印刷(株)、(株)ドワンゴ、(株)ニッセン、ニフティ(株)、日本電気(株)(BIGLOBE)、(株)日立製作所、日立ソフトウェアエンジニアリング(株)、(株)フェイス、富士通(株)、(株)ブロードバンドタワー、(株)ペイメントファースト、(株)USEN、吉本興業(株)、リンクシェア・ジャパン(株) (以上35団体・事業者・50音順)
【インテルについて】
シリコンの技術革新で世界をリードするインテルは、人々の仕事と生活をさらに豊かにする先進的な技術と製品を開発、イニシアティブを推進していきます。インテルに関する情報は、 http://www.intel.co.jp で入手できます。
【ビットワレットについて】
ビットワレットは、プリペイド型電子マネーサービス「Edy」を運営・推進する会社です。Edy事業の企画・運営、カード発行会社・利用店舗の開拓、Edyブランドの管理等を行っております。ビットワレットに関する情報は、 http://www.rakuten-edy.co.jp で入手できます。
【マイクロソフトについて】
マイクロソフトに関する詳細な情報は、下記マイクロソフトWebサイトを通じて入手できます。
マイクロソフト株式会社 Webサイト http://www.microsoft.com/japan/
マイクロソフトコーポレーション Webサイト http://www.microsoft.com/
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以上