2005
沖電気工業株式会社
ビットワレット株式会社
2005年4月21日
沖電気とビットワレット、「Edyギフト」の導入を容易にする新サービスの提供開始
沖電気工業株式会社(代表取締役社長:篠塚 勝正、以下 沖電気)とビットワレット株式会社(代表取締役社長:川合 成幸、以下 ビットワレット)は、このたび、「Edyギフト(※1)」の新サービスを共同で提供開始しました。すでに、株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ北海道(代表取締役社長:谷 公夫)、株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ関西(代表取締役社長:有村 正意)、株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ中国(代表取締役社長:戸澤 弘男)、日本オラクル株式会社(代表取締役社長:新宅 正明)をはじめとする多数のプレゼンタ企業(※2)が新サービスの利用を開始しています。
ビットワレットが運営するプリペイド型電子マネー「Edy」は、利用可能店舗がこの1年間で5倍以上に拡大し、全国で約2万店舗(2005年4月1日現在)と急増しています。また、Edy機能を搭載したカード、携帯電話などの発行枚数は約930万枚(2005年3月末現在)と急速に拡大しています。このような背景のもと、キャンペーンなどの販売促進を行う際に、「Edyギフト」を利用して、購入金額の一部やポイント、会員登録や資料請求の謝礼を「Edy」でお客様にプレゼントする企業が急増しています。
プレゼンタ企業が「Edyギフト」によりお客様に「Edy」をプレゼントする場合、ビットワレットへ、依頼データを専用線で伝送、またはファイルで提供していました。専用線で伝送する場合、「Edyギフト」サービスの導入に時間とコストがかかり、プレゼンタ企業が本格的に「Edyギフト」を導入する上で課題となっていました。また、ファイルを提供する場合、ビットワレットで登録作業完了後、お客様が受取り可能になるため、実際に「Edy」を受取れるまで、2週間〜1ヶ月程度かかるという課題がありました。そのため、ビットワレットでは、これらの課題を解決できる新しい仕組みを検討してきました。
今回、沖電気が提供する中継サービスは、ビットワレットが運営するEdyギフトサーバとプレゼンタ企業の間に「受付サーバ」を設置し、各プレゼンタ企業からWeb上でのプレゼンタ企業担当者の操作やHTTPS(※3)による自動アップロードにより「Edyギフト」の依頼データを即時に中継するサービスです。プレゼンタ企業は、本サービスにより、IP-VPN(※4)などの専用線接続を行うことなく、低コストで、簡単に、「Edyギフト」が利用可能になり、リアルタイムでお客様へ「Edy」がプレゼントできます。また、お客様の「Edy」受取り状況をいつでもWebの管理画面より照会することができます。
今後、両社は、インターネット上のショッピングモール、コンテンツ販売サイトや、ショッピングモール、コンビニエンスストア、レストラン、ホテルなど幅広い業態に「Edyギフト」を展開していきます。さらに、「Edy」と連携した新しいソリューションを開発し提供していきます。
※1 | Edyギフト |
インターネット上で「Edy」を利用したサービスの一つです。「Edyギフト」は、企業が販売促進などを行う際に、電子マネー「Edy」をインターネットを通じてお客様のEdy機能を搭載したカード、携帯電話などに直接提供できる仕組みです。ポイントの交換やキャンペーンなどの販売促進のために利用されています。お客様はインターネットまたはiモード(R)通信を通じてプレゼントされた「Edy」を受取ることができるようになっています。 | |
※2 | プレゼンタ企業 |
「Edyギフト」を利用して、お客様に「Edy」を送る企業、事業者のことです。 | |
※3 | HTTPS(Hyper Text Transfer Protocol Security) | WebサーバとWebブラウザなどのクライアントがデータを送受信するのに使われるプロトコルであるHTTPに、SSLによるデータの暗号化機能を付加したプロトコルのことです。WebサーバとWebブラウザ間の通信を暗号化し、情報を安全にやり取りすることができます。 |
※4 | IP-VPN(Internet Protocol-Virtual Private Network) | 通信事業者の保有する広域IP通信網を経由して構築される、仮想私設通信網(VPN)のことです。 |
*iモードは株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモの登録商標です。 *本文に記載されている会社名、製品名は一般に各社の商標または登録商標です。 |
以上
新サービス概要図